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建設業における労働災害の発生件数は、会員をはじめ関係者の皆様の長年にわたるご努力により、着実に減少を続けているところですが、腰痛、粉じんによる障害、有機溶剤中毒等の職業性疾病は依然として多発しております。職業性疾病の中でも、石綿を含む建築物の解体・改修作業の際に発生する石綿粉じんは、労働者がこれを吸入することにより、肺がんや悪性中皮腫、石綿肺などが発症すると言われております。この石綿を含む建築物は、ほぼ30年前に多数建築されており、それらの老朽化によりその解体工事が本格化しています。したがって石綿粉じんに伴う重篤な健康障害から労働者を守ることは、今日、社会的にも重要な課題となっています。
こうした背景から、石綿を含有する建築物、工作物又は船舶の解体・改修工事を実施する工事業者にとって、法律で定められている石綿粉じんのばく露防止対策を徹底することが不可欠であり、かりに、工事を実施する事業者がそれらの対策を怠って、後々に労働者に健康被害が発生した場合には、労働者からの労災申請はもとより、将来的には、損害賠償の訴訟などのケースが予想されます。
そこで当協会では、平成21年4月の石綿障害予防規則改正に伴う教育的時間の追加をとり入れた「石綿取扱い作業従事者特別教育」を実施します。
なお、公益法人であり、かつ、安全衛生教育の専門機関としての立場から当協会が、実施する利点(メリット)は、次のことがあげられます。

 @解体工法、石綿粉じんのばく露防止等に熟知した専門家(講師)が直接丁寧に
  わかりやすく教えること。

 A特別教育を修了した記録が当協会に、永く保存され、問題が起こった場合の対
  応が迅速に行われること是非とも当協会が実施する特別教育の受講をおすすめ
  します。